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“想い”と“ご縁”が繋がった時に見えるもの~人生を豊かに拡げる考え方~

2023.2.22
2013年に新卒採用として山崎文栄堂に入社した、宮地宏彰(みやちひろあき)さん。
入社後は、オフィス用品通販アスクルの代理店としての営業を担当。
新卒採用や情報発信などの経験を経て、中小企業のオフィスの“お役立ちサポート”に従事しています。
更には中小企業の力で日本を元気にする“豈(やまと)プロジェクト”で、日本の助け合いの精神や経済を復興する活動もしているそうです。
就職活動から社会人となり仕事をしていく中で、どのような経緯で今の自分にたどり着いたのかをうかがいました。

大学卒業後は地元での就職を考えていた



就職活動中から地元である大阪での就職を希望しており、東京で働こうとは思っていなかったという宮地さん。
当時は営業職として、何社か内定もいただいている状況だったそうです。
内定先で開かれた懇談会に行った時、あることを思い、立ち止まりました。
「大規模な企業だったのですが、ここで働いたら、社員の顔も名前も分からない中で仕事をするんだろうなって思ったんです。決まった仕事の中で、どう成果をあげるかだけの仕事に対して、自分はなんだか虚無感を持ったんです。」
そこでもう一度、就職活動をし直そうと考えた宮地さん。
そんな状況の中で転機が訪れたのは、とあるインターシップに参加し、東京に行った時のこと。
「時間に余裕があるなら、ここの説明会に行ってみたら?」
インターシップ先の社長さんからのすすめの元、たまたま参加したのが、山崎文栄堂の説明会だったのです。

社会人として“誰と一緒にいるか”が重要

最初の説明会で社長が話してくれた時に「おもしろい!受けたい!」という気持ちで、自分がワクワクしているのが分かったという宮地さん。
「おもしろそうな社長と、楽しそうな社員という印象を受けました。もっと会社や社員のことを知りたい!という好奇心が溢れて、説明会後の質問コーナーで、一人だけ五回くらい質問してましたからね(笑)その質疑応答のやり取りが、山崎社長との最初の出会いだったんです」
そのあと一次面接を通過し、二次面談で山崎社長と再会。
最終面接では、山崎社長に一日中同行した後に、自分の人生観やどんな生き方をしてきたかという話をしたといいます。
「学生を終えると、40〜50年は社会人として過ごすわけですよね。そんな人生を考えた時に“誰と一緒にいるか”で成長も違うし、そこが大事だと思っているんです。会社にぶら下がって給料をもらうというよりは、同じ仲間として船に乗って舵をきって、いろんなことを同じ思いでやっていこう!っていう感覚。今思えば、山崎文栄堂に入社したい決め手って、社長や経営幹部に近いところで仕事することで、貢献できる実感が湧きそうだと思えたからなのかもしれません。」
働きたいという気持ちや好奇心が、説明会やアピールの場で宮地さんを積極的にさせていたのではないでしょうか。

入社までに社員全員の顔や名前が分かる

晴れて入社が決まったわけですが、入社前後でのギャップは感じなかったのでしょうか。
「山崎文栄堂では、入社の半年間~数か月前には会社のインターン(アルバイト)のような感じで、社内の事務の仕事を一緒にしたりとか、営業に同行したりということができるんです。私自身、そこで何十回も参加していたので、入社するまでには社員全員の顔や名前も知っている状態だったんですよ。その頃には先輩たちと飲みに行ったりするような関係性も築けていたので、入社の前後でギャップを感じることはありませんでした」
2023年卒内定者意識調査によると、学生が企業に入社する上で、不安だと思う理由の中の一つとして“人間関係”は、常にトップ3に入っているほどです。
そのような中で入社前から仲間として迎え、正式な入社となった際には共に喜び、温かく迎えてくれることで、安心して山崎文栄堂の一員としてスタートできることが分かりました。

「また会いたい」から感じるつながりに対しての喜び

営業活動でお会いする企業さんは中小企業がメインで、規模も業種も関係なく、色んな考え方の経営者や会社を変えていく幹部社員のみなさんにお会いするようです。
具体的にはお客様のおしごとがしやすくなるような、仕組みづくりやオフィスの場づくりをサポートしています。
その中で大事にしていることは、"お役立ちをする"こと。
「お客様のホームページを見たり、社長の雰囲気や印象も見ながら、どういうことを考えて何を大事にしているんだろうと感じ取ります。その上で、自社のサービスでなくても紹介をしていましたし、オフィスの役に立つことを少しずつやっていく感覚なので、あまり無理がありません。ものやサービスの売り買いだけの関係ではなく、ちょっとした時に顔を思い出してもらえるような関係性が素敵だと思っていて日々取り組んでいます」
成果だけでなく、一つのつながりに喜びを感じるようになったからこそ、大事にすべきことがみえてきました。
「お客様にお会いして別れ際、最後にエレベーターがとじるとき、相手の気持ちが「また会いたい」になっているか?を常に大切にするようになったんです」
お客様からそのように思ってもらえたと感じた時には、ふっと気持ちが楽になったといいます。

人の想いはその場に影響される

自然を意識して作られている山崎文栄堂のオフィスは“自然のゆらぎ”を感じられるのが特徴的。
“自然も時代も人も変化をし続ける”という考え方で仕事をする中、オフィス内では観葉植物を置いたり自然の音を楽しめるBGMを流したり、社内で植物を育てたりしているそうです。
「よく『空気が重い』って感じることがあるじゃないですか。それと同じで、人の想いも“場”に影響されると思っているんです。オフィスを居心地の良い場にしようと、みんなで意識しているのが、この会社の好きなところの一つです。植物や生き物に対して愛情を注ぐのもそうですし、場に対していい言語を使うようにすることも、社員みんなが意識していることです」
オフィスがまるでパワースポットのように、そこで働く人たちも元気でエネルギーが溢れているのは、お客様にも伝わっています。
「“整理収納のノウハウを知りたい”と、お客様からもよく言われます。でも本当は、ノウハウはみなさん分かっているんですよね。それよりも、組織としてやる・やらない人が出ていることがポイントだと考えています。やり方は分かってるけれど、どういう意識で社員が関わっているかに興味を持ってくださっている方が多いのかなって思います」
実はここでも、山崎文栄堂の“お役立ち”の活動は存在しています。
“オフィス向上委員会”として、会社のビジョンや仕事内容にあった職場づくり、良い環境を続けていくための仕組みづくりをサポートしていくことも、宮地さんが仕事として取り組んでいることです。

“イクメンワーク”で家族が増えても楽しく仕事を続けられる

宮地さんはご結婚後、2018年にお子様が誕生しています。
男性の仕事と子育てをどちらも楽しくしていくために、会社としてのサポートはどのようなものがあるのでしょうか。
「山崎文栄堂の“幸せな社会を創り拡げる”っていうビジョンは、会社の話だけじゃなくて社員の家族であったり、お客様であったり、社会全体のことも含まれているんです。
子どもが生まれるときに、家庭の事情があって出産後もしばらく大阪で育てることになりました。初めての育児で心身が不安定な中で一人で子育てを任せて、私が東京で仕事をするのもどうかなって悩むこともありました」
そんな時に声を掛けてくれたのは、普段から宮地さんを気にかけてくれていた現・専務取締役の若狹謙治氏でした。
「奥さんのことや子どものことをいつも気にかけてもらっていたことで、いつでも自分の気持ちを言える状況を作ってくれていたんです」
すると若狹氏は「今までの制度にはなかったけれど、社員の家族が増えても、楽しく子育てをしながら仕事のできる環境を作っていきたい」と言ってくれたそう。
女性だけでなく、男性も子育てを楽しみながらイキイキと仕事ができる。
“社員のことを常に考えてくれている”という実感を持ちながら働ける、それが山崎文栄堂の魅力の一つだと感じます。

感謝の気持ちを振り返る時間を大切に

日々が忙しく充実しており、目が回るような日々を過ごしている宮地さんですが、休日に度々訪れるのは“神社”だそうです。
毎日のように訪れる変化や出来事に対して、ありがたさを感じると同時に、振り返る時間を大事にしているといいます。
「何かお仕事をやらせてもらえる背景には、色々な人が関わり手を差し伸べてくれますし、研修で県外に行くにも社内で仕事をしてくださっている方がいます。ただ『色々なことができて嬉しい』っていうんじゃなくて、振り返りながら感謝をするために“お礼参り”で神社に行っています。神社に行って手を合わせるときって、一瞬“無”になって『ありがとう』が言える気持ちになるんですよね。そういう時間を意識的に取るようにしているのもあって神社が好きになりました。」
手を合わせた時の温もりを感じながら、毎日の日々を過ごせたお礼をすることで、自分自身を振り返る時間になっているとのこと。
自身の喜びや嬉しさだけに囚われるのではなく、常日頃からまわりへの感謝を忘れない姿勢は、宮地さんの私生活の中でも垣間見えるように思えます。

日本の将来を担う子ども達の役に立つ取り組みを

今はなにがあっても楽しく、人間的な成長を感じるという宮地さん。
「学生の頃と比べて、何よりも物事の見方が立体的になりました。若いころって、自分だけのこと、成果、給料。自分のことしか考えてなかったし見えていなかったんです。そんな中、たくさんの方々と触れ合ってきたことで、会社全体がどうなったらみんなが喜ぶのかなって考えられるようになりました」
色んな人の考え方や視座に触れていくとで、役に立てる幅も広がり、見える世界も違うんだと感じるようになった先に、宮地さんが思っていることがあります。
“文栄堂での取り組みが、将来大人へと成長する子ども達の役に立つかもしれない”
日本の未来を担う子ども達の憧れとなれるよう、そんな思いを馳せながら仕事ができていることに感謝をしていると、笑顔で語ってくれました。
今後、日本の未来のために、地域や業種の垣根を越えた中小企業向けの新しい取り組みにも挑戦されるとのこと。
つながりが増え喜びを感じることで、見える世界が変わり人生が拡がっていく。
宮地さんはお役立ちを通して、嬉しさや繋がる楽しさを求め、今日もお客様の元へと向かっていることでしょう。


山崎文栄堂では共に挑戦する仲間を募集しています。
少しでも興味をもった方、ご連絡いただけたら嬉しいです!
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インタビュー記事執筆:りぶにこるさん
☆丁寧なヒアリングと記事をありがとうございました!☆