会社でよく目にする神棚。
日本に根付く企業の中でも商売繫盛や安全祈願、大調和などを祈り、大切にされ続けています。
山崎文栄堂も初詣では社員全員で渋谷の金王八幡宮へ初詣に行っています。
私たちが参画している中小企業の社会貢献の活動で、日本の農業や文化活動(和太鼓)を通して、神社で奉納太鼓をさせていただき、日本の精神性や考え方に触れることもあり、神社は生活の中でも身近に感じています。
経営者が神棚を大切にする習慣は良く見ますが、山崎文栄堂は社員が率先して水替えなどしています。神棚に手を合わせることで気づきや成長につながった事例があり、今回は毎朝、会社の神棚に手を合わせている社員にインタビューをしてみました。
宮地
山崎文栄堂の社員は本業に加えて、社会貢献で農業に携わったり、教育として日本の歴史を学ぶこともあることもあってか、休みの日に神社に御参りに行く人が多いなぁと思うのですが、玉林さんはどんなきっかけで朝神棚に手を合わせるようになったんですか?
玉林
僕は、実はそういうきっかけではなくて、最初は上司から「手を合わせてみたら?」の一言からでした。
1年くらい前かな、自分自身の状態があまり良くなくて、朝の決まった時間になんとなく会社に来て、やるべき事を朝考えて、パソコンを開いてから1日がスタートする。というのを続けているなかで、朝の行動一つ変えるきっかけにもなるかな?と思って神棚に手を合わせるところから始めました。
昔は朝来たら宮地さんだったり社員の何人か手を合わせているのも見てたけど、やったところで何かあるのかな?と思ってました(笑)
宮地
そうだったんですね(笑)具体的にはどんなことをしているんですか?
玉林
朝出社してカバンを置いたら一番最初に神棚に一礼してお水を換えて、お水の交換をしてから神棚に2礼2拍手1礼をしています。
あと1日と15日はお水の他にもお米とお酒の交換と神棚の清掃を行っています。
お米は私たちも農業の応援で活動している有機のお米、神宝米を使って奉納して、神様にも農薬を使用しない昔から続いている本来のお米をお供えしてますね。
宮地
いつも綺麗にしていただきありがとうございます。
私は毎朝手を合わせるときは、感謝の感覚をもつことを大切にしています。
周りのおかげさまということを感じたり、イメージしたり。
朝そうやって始まるのは大事ですよね。
玉林
宮地さんは前から続けていると思うけど、何か変化を感じることってありますか?
僕は素になれるというか一度フラットになる時間ができたように思います。
今までは朝出社して、いろんな事を考えながらPCの前に座るのが日常で、「会社きたら、あれもやらなければ、これもやらなくては」と今日やることに頭を回転させて焦りの中で過ごしてたなと思う。神棚に手を合わせるようになってからは「手を合わせている間は何も考えない。ただ手を合わせるだけ」を意識するようになって。何も考えないようになると今にいるというか、その瞬間落ち着きます。それが習慣になることで少しずつだけど、自分の状態のことだけでなく、周りのことに意識が向いたり、今日も元気に起きれたことや働けることがありがたいと感じれるようになりました。
昔の仕事に追われる焦りの時間から、落ち着ける時間を持つことができているような。
宮地
すごい変化ですね!まずは自分の状態が大切ですよね。何かを変えるとしても、「自分の内側から変わっていくこと」が大切だと周りの話を聞いてても思います。外的要因でいつも何かに駆られてやっていても終わりがなく、足りない感覚になりますよね。起きたことに感謝をする、手を合わせて受け入れるみたいなことを習慣的にできるのは大きいと思います。
私たちのおしごとって、色んな人と出会って誰かに喜んでいただく、役に立つということだったりするので、そのためにも朝良い状態ではじめることを大切ですよね。
私も昔と比べて、朝神棚に手を合わせることで、素の自分らしくいること、少しの間でも感謝できたり、お陰様を感じて人と接することができるようになったのかな?と思います。そういえば私の1年目2年目とかはすごく自分よがりでした(笑)
自分の力で起こっているわけではなく、思う通りにいかないこともあると思います。起きたことも何か意味があると思って受け入れるみたいな感覚はいつの間にか芽生えるようになったかもしれません。
玉林
そうだね、自分の内面から変わることで見える世界も変わると思いました。
これからも日々周りに感謝してできることを一生懸命やっていきたいと思います。
ありがとうございました!
今回は朝会社に来て、神棚に手を合わせて朝の習慣や意識を少し変えてみることで芽生えた変化をインタビューさせていただきました。
二人とも共通していたのは手を合わせることで【今この瞬間を生きること、内側から意識が変わった】ということでした。
山崎文栄堂ではチームで協力し、世のため、人のためにお役に立っていく中で、つながりの中に自分がいるという感覚をもって、まず良い状態でいること(上機嫌)を大切にしています。これからも社員が成長し、一人ひとりの人生が輝くようなフィールドをつくり、お客様とのご縁も大切に貢献していきます。