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”地球の背骨”ネパールでの気づきと学び

2026.4.12

ワールドユーアカデミーのヒマラヤ研修に参加させていただきました。カトマンズからルクラへ向かう国内線の機内から窓の外に拡がる雄大な山々を見た時に「ネパールは神様を感じられる場所だよ」という言葉を思い出し、ご先祖様も今までご縁があった方、お世話になった方すべての存在がネパールに来たことを祝福してくれているような気持ちになりました。

地球の背骨と呼ばれるこの場所で教えていただいた気づきと学びを振り返りたいと思います。



①息を吐くこと、足を前へ上へ運ぶこと

ルクラからエベレスト街道を歩き、ナムチェバザール(3,440m)、そして目的地の標高4,200mに向けて——3日間のトレッキングは、ちょっとした上り坂を歩くだけで息苦しさを感じました。目の前に続く上り坂や階段を見ると「大丈夫かな」という不安や焦りが生まれ、余計に呼吸が乱れて苦しくなる——そんな心と体のつながりを感じました。一方で、ここでしか見られない景色をたくさん見たいという好奇心、そして「ゆっくりでもこのまま歩き続ければ必ず到着できる」という確信もありました。今できるのは吐く息と、足を前へ上へと出すことだけ——そう思って呼吸と足の運びだけに集中していくと、不思議と体が安定していきました。 

②吐く息のために必要な「大笑い」

トレッキングをしながらつい呼吸が浅くなってしまう時に助けられたのは「笑い」です。仲間との会話で笑いが生まれ、思い切り息を吐いて、次の呼吸につながる。

苦しい時こそ笑って体を緩め、息を吐く——人生にもつながる大切な学びでした。

③生きることと働くこと

ネパールで出会った現地の方々との関わりの中で感じたのは、生きることと働くことが当たり前のようにつながっているということです。

目の前の人に喜んでもらうためにどうするか、いただいた役目を果たすために最善を尽くすのが当たり前——そのような仕事・あり方をたくさん見せていただいた時、生きることと働くことが分離している今の日本の方がむしろ異常なのかもしれない、とさえ思いました。ネパール研修に参加させていただいて、日本人がもともと持っていた仕事観、死生観、家族や自然・神様とのつながりという大切なことを、思い出させていただいた気がします。


④神様が喜ぶ景色とは

エベレスト街道から眺める山々は神々しく、街並みは祈りの世界が広がっていました。きっとこれが、この世界を作った神様が喜ぶ景色なんだろうな、とふと思いました。

一方で、今の日本で働き生きる私たちの姿を、神様にはどう見ているのだろうと想像すると、目に浮かぶのはすし詰め状態の電車、携帯電話を見ながら歩く姿、疲れた表情の大人たち。どうしてもそんな景色が浮かんでしまいます。神様が喜ぶ美しい景色のために、私にできることはなんだろう。今できることを精一杯させていただこう、という思いが自然と湧いてきました。



⑤平和とは世界中に友達ができること

下山してカトマンズに戻った後、ヒマラヤ研修最終日はネパール観光庁主催のイベントがあり、ヒーローズ和太鼓チームとして出演させていただきました。ネパールの学生がたくさん来場してくれて、言葉も文化も違うのに、あっという間に仲良くなり、参加してくれたネパールの学生たちに対して幸せな人生を歩んでほしいという想いが自然と生まれていました。

今まで遠い存在だったネパールという国と人に対して愛情が芽生えていることを実感した時、世界中に幸せを願う友達ができることが、争いのない優しい世界をつくり拡げていく大きな一歩であると感じました。


最後に

ネパールの山々にたなびくタルチョ(祈祷旗)には、仏教の経文(マントラ)が書かれています。その言葉が空気に溶け込み、風が吹いてたなびくごとに世界中に祈りが拡がっていくと伝えられています。


タルチョのマントラが風に乗って世界中に幸せを拡げるように——みんなが幸せになるようにと祈りを拡げて、お役目を果たしていきます。


<ワールドユーアカデミーヒマラヤ研修の公式情報はこちら

この記事を書いた人:櫻井友子