山崎文栄堂の歴史
history
創業
創業者 山崎健三が、風呂敷包みを背負って紙文具の行商を始めたのは1920年。1925年には、時代の先端を走り続ける渋谷に「紙と文具の山崎文栄堂」を構えました。
文具店時代
お客様の相談ごとに親身によりそい、町の行事にも熱心に参加するなど、地域への貢献を第一に考えていた創業者、そして二代目社長のもと、店は賑わっていきました。
あと2時間で倒産
しかし、時代の変化に対応できずに売上は年々減少。4年連続赤字を計上し、1994年にはあと2時間で倒産という事態に追い込まれました。
アスクル事業開始
藁にもすがる思いでアスクル事業に飛び込み、おかげさまで全国のお客様とつながりができました。
しかし、「会社を潰してはいけない」。ライバルに勝てば報われる、幸せになれるはずだと信じ、競争経営にのめり込んでいったのです。
誰よりもがむしゃらに働き、渋谷中を走り回っての飛び込み営業。社員とともに、常に数字に追われる毎日でした。その結果、20年間で売上は1億円から53億円、顧客数は50社から32,000社に増えました。
しかし、社内で幸せそうに笑っている人は一人もいませんでした。競争経営に勝利した結果、社内の雰囲気は最悪。離職率は一時80％にも上ったのです。
人生を変える学びと出会い
頑張ってきたのに、誰も幸せになれていない……困り果てたときに、人生を変える学びと出会い、私たちは気づきました。
人に寄り添う親切さと、直感力を信じて挑戦する両輪が、変化する時代に必要だということを。
志経営にシフト
世のため、人のために貢献する考え方にシフトし、「幸せを創り拡げる」という志経営へ。
【書籍発刊】経営という冒険を楽しもう４
気付けば、お客様からいただく「ありがとう！」が増え続け、ご紹介やお問い合わせでお取引させていただくお客様が増えています。
「また会いたい」「一緒に仕事をしたい」と社員一人ひとりがご指名いただけるようになり、売上至上主義の経営から、会社の垣根を越えて、世のため、人のために貢献する会社へ歩み始めました。
日本中小企業経営審議会に参画
