2020.04.08
専務取締役 若狹謙治 × 採用チームオーナー 小林かおり「新卒採用のあり方を変えたリーダーの想い」
こんにちは、採用チームオーナーの小林かおりです。
昨年6月から採用チームを任せて頂き、従来のやり方を変える改革をつづけてきました。
山崎文栄堂では今年から、新卒採用のあり方をガラリと変え、会社説明会も、1次~3次とつづく面接もやめました。それでは、お互いの本質に気づくことができないと考えたからです。
この活動は昨年の6月から行っていますが、決められた採用フローや「社会人」と「学生」という境目を取っ払って制限を無くしたことで、本質をすり合わせるコミュニケーションが取れるようになりました。
今回は採用責任者であるわたしが、先頭に立ち、採用改革を押し進めてくださった当社の専務若狭さんにインタビューさせて頂きました。
ーー若狭さん、よろしくお願いします!
まず、従来のやり方(会社説明会や面接)をやめて採用のあり方を変えようと思ったきっかけを教えてください。
きっかけは山崎文栄堂の経営を『ビジョン経営』にシフトしたこと。
『ビジョン経営』とは、売上やお客様数だけを追い求める経営ではなく、社員の幸せや社会に貢献していく志を大切にする経営方針のことだね。
これまで山崎文栄堂では18年間新卒採用をしてきたんだけど、なんと18年間、ほぼ採用フローを変えていなかったんだよ。もちろん集団面接をグループワークにするとか、グループワークの内容とか細かい変化はあったけど、大きくは変えていなかった。
社会とか学生はこんなにも変わっているのに、そこに違和感を感じていなかったんだよね。
それで会社が『ビジョン経営』にシフトしたとき、採用も根本から変えなくちゃ、と思った。これまでやってきた、同じスーツ同じ髪型の母集団から学生を絞っていく(落としていく)採用手法ではなく、本当に周波数の合う学生に興味を持ってもらうための採用手法にしなくては、と。
ーー母集団をつくる採用手法はどうしても、こちらも学生も消耗してしまうことが多いですよね。わたしは今年採用の改革を経験して、たくさんの学生を対象とする説明会や面接に使っていたエネルギーを、価値観に共感してくれた学生だけに注げるようになったと実感しています。
では採用のあり方を変えていく際、大切にしていたことはありますか?
いくつかあるけど、「自社採用の垣根を超えて学生や社会全体に貢献していくこと」と「会社全体で採用活動に協力をすること」だね。
まず「自社採用の垣根を超えて学生や社会全体に貢献していくこと」については、ご縁があった学生には少しでも良いから絶対に役に立とうという想い。うちに入社してもしなくても、その学生が幸せになってくれれば良いから。そのために学生の視野や可能性を拡げる活動のひとつとして、自社の採用には関係のない自己分析1dayインターンを開催しているんだよね。
ーーそうですね。去年の7月から始めた活動ですが、以前来てくれた3年生の紹介で2年生が来てくれたりもして、「自信がついた!」「少し前向きになりました!」と学生から嬉しい声をもらっています。
ふたつ目の「会社全体で採用活動に協力をすること」については、わたしも大切にしています。わたしたち採用チームから、採用コンセプトや想いを伝えて、みなさんに協力を頂くことでここまでやってこれたとも思っています。
そうそう。とくに中小企業の採用は、会社全体でやらないといけないなと思ってる。興味を持ってくれた学生にも、幹部全員会ってもらったりね。
ーーそんな中で山崎文栄堂に興味を持ってくれた学生には若狭さんにもお会いいただくことがありますよね。若狭さんは学生と接する上で、どんなところを見ていますか?
その学生が大事にしている価値観かな。
価値観って「感謝」とか「成長したい」とかいろいろあると思うんだけど、自分の言葉で価値観を教えてもらうことでその学生が大事にしていることがわかるんだよね。
「成長」を大事にしている学生だったらこんなアドバイスがいいな、とか「感謝」を大事にしている学生だったら家族や仲間のエピソードを聞いてみようかなとか考えてる。これはうちに入る入らない関係なしに、学生ひとりひとりに向き合うために見ていることだね。
ーー価値観を聞くことで、そこから話が広がりますよね。過去の経験の話になったり、ありたい姿を話してくれたり。
では、若狭さんはどんなひとが、これからの社会で活躍すると考えますか?
柔軟に変化を楽しめるひとかな。これから社会はすごいスピードで変わっていく。僕たち山崎文栄堂のメンバーが大事にしていることでもあるけれど、明るく軽く、ノリ良く出来るひとが活躍すると思うな。
そういう人にはポジティブなことしか起こらないし、もしピンチなことが起きたとしてもきっと仲間と一緒に乗り越えられる。どうせやるなら、明るく軽いひとと仕事したいよね。
ーーそうですね。明るく軽くいつでも楽しそうな人と、目の前の不安にばかり捉われている人では成長スピードが違いますよね。
それでは最後に、これから社会に出ていくみなさんに向けてメッセージをお願いします。
はい。
今こういう社会情勢の中、不安なことにばかりフォーカスするか、視点を変えてチャンスと受け取り自分から動いていくか、それが大きな分かれ道になると思います。
そして、チャンスと受け取り自分から動いた人には圧倒的に力が付く。そうでない人との差はどんどん広がります。
このインタビューを読んでくれた学生のみなさんには少しでも前を向いて、行動してみてほしいです。学校以外で学ぶことってなかなか無いと思うけど「著名人のYoutubeを見る」「読んだことのない本を読んでみる」「自分のありたい姿を本気で考えてみる」これらも大きな学びになります。
不安にフォーカスするのではなく、柔軟に視点を変えてみてください。
ーー若狭さん、ありがとうございました。
今回若狭さんの想いを聞き、会社と社員、そして学生の幸せを願っているからこその革新だということを改めて実感しました。山崎文栄堂には、わたしたち採用チームも安心して新しいことにチャレンジできる環境があります。この環境に感謝しながら、これからもわたしたちは自社採用の垣根を超えて学生の幸せに貢献していきます。
(文章:採用チームオーナー 小林かおり)
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